2015年12月26日土曜日

【 第1章 】はじまりの出逢い

すべてのはじまりはひとつの出逢いから。

京都府亀岡市。
京都駅から電車で20分ほどのところにその街はある。

吉井という姓をもつ家族が住んでいた。家族構成は、両親、息子、娘の4人。
父・シロウは陶芸家、母・ヨウコは主婦。
当時、息子のコウは高校生、妹のアヤミは中学生だった。

高校生のコウが同級生に不思議なチカラを使う子がいるということで、家に連れてきたのがそのはじまりだった。
その同級生の少年はH君と呼ぶことにしよう。

H君はコウに縁のあるようなタイプではなかったが、急速に仲良くなったよう。
見かけは無邪気な高校生。しかしながら彼は、高校生にも関わらず自宅で霊能者として姓名判断の仕事をしていた。また自分の気功教室を開講しており、師匠はらずその手法は夢の中で教わっているというから驚きであった。
昔から幽霊と遊んでいたようなそんな幼少時代を過ごしてきたようで、吉井家に遊びにきた時も、
「 おっちゃん、そこにおっちゃんのお父さんが来てるで~ 」
そんなことをいう。
「 おっちゃん、僕病気とか怪我とか治せるで~。未来のこともわかるねん。 」
そんなこともいう。
しかし、普段の無邪気な姿とは裏腹に林をじーと見つめている姿はそれはそれは目は鋭く、まるで覚醒しているよう。

“ 普通の少年ではない ”

誰もがそう感じていた。
それ以後、H君は頻繁に吉井家を出入りするようになりシロウと話す機会もおのずと増えた。

シロウをはじめ、家族も特別そんな話しに縁がある訳でもなかったし、そういった霊的なことを見ると言ったらテレビや媒体を通してくらいだった。
ただ、目新しいというか面白いというか、いろいろ話す中でシロウもその話や彼の能力に興味を持ち出すようになった。なにか目に見えないものに惹かれていくようなそんな感覚・・・。

この出逢いがすべてのはじまり。

この後の展開は、尋常でははいほど激動で信じがたい流れが起こっていくこととなる。

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